担当リポート

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担当リポートその1 自分で書く

気がつけば40歳。2人の大切な子供にも恵まれ、家族4人で幸せな毎日を過ごしている。数年先すら予測できたことがないほど、目まぐるしい変化が繰り返されてきたように感じます。人生半ば。勢いのある今だからこそ、これまでの人生を振り返り、そして、未来の目標も掲げた自分史を書くことにしました。自分史を書くと決めたら、即決行!4カ月後に本を手にすることを目標にしました。

自分史づくりは、企画、製作、印刷に大きく分かれます。企画は、何をどの順番で書いていくか。目次構成や資料集めを実施する工程です。制作は、目次構成に従って、集めた資料を元に原稿にまとめていき、下書き原稿を洗練していく工程です。印刷は、発注冊数やソフト/ハードカバーを決めて、本の形に作り上げる工程です。

まずは、時系列の年表を書き、記憶にある情報を全て洗い出しました。ここで重要なのが、世の中の出来事をまとめた年表を見ながら進めた方が、記憶がよみがえり、大変効率がよいということです。また、限られた時間で執筆するには、何文字書くかも重要です。4カ月間で完成するのであれば、年表や写真を入れて2万字程度に絞り込むのがいいと思います。朝日新聞の朝日LIFESTORYシステムは、執筆した文章や写真を流し込むだけで、100ページ程度の見栄えのよい本が仕上がります。朝日LIFESTORYには、過去約100年分の世の中のニュース、写真が格納されているので、自分だけのオリジナル年表を作成することもできます。

4カ月間の執筆作業は、思いのほか楽しく進められました。楽しかったこと、苦しかったことなど、当時の感情がいま一度よみがえってきます。記憶の精度をあげるために、両親や幼なじみにヒアリングもしました。生まれ育った団地にも行ってきました。このように自分史を書く過程でたくさんの方々と再会でき、そこにはたくさんの笑顔がありました。昔を思い出すことって本当に楽しいことです。自分が元気になるだけでなく、周りも元気にする力があります。ここまでいろんなことを経験できた自分は、一人の力ではなく、周りの方々に支えられて成長してきたということを改めて感じました。

まだ漢字を読むことができない子供たちは、この自分史を目にしたとき、どのように反応するのだろう。いつも偉そうにしているパパも、昔は失敗ばかりだったと、安心するのではないでしょうか。同じDNAを持つものとして、自分に照らし合わせて読むのも面白いかもしれません。第二弾は10年後に発行することを決めました!今の自分に負けないように楽しい10年を築いていきたいと思います。

担当リポートその2 家族の人生を書く

私は、実家で暮らす母を取材して、母の自分史を作ってみました。

母の人生を書きたいと思ったのは、母の病気がきっかけです。一昔前は不治の病と言われたガンを患って、もう15年が経とうとしていました。再発にも負けず、気丈に、前向きに、楽しく日々を過ごそうとしている母の姿を、母のこれまでの55年を、いま記しておきたいと思いました。

思い立った翌日、連休で実家に帰り、母をつかまえました。生まれた時のことから小学、中学、高校、大学、就職、結婚、出産、病気のこと……。時系列で話を聞いていきました。幼い頃から学生時代の話については、母方の祖父母にも補足取材をしました。

話を聞いていく中で気付いたことは、話しにくそうにしたり、言葉に詰まったりしている話こそ、その人の人生のニュースなのではないかということ。病気の話や挫折経験、過去の大恋愛の話などは、つらい思いがよみがえったり恥ずかしかったりして、自分で書く場合でもつい避けてしまいそうです。でもそんな話にこそ、生きることの凄みや人生の厚みを感じられるはず。どん底を乗り越えた話は、自分史を読む人にもヒントや励ましを与えてくれるはずです。根気よく、質問を変えながら聞きました。もちろん、母の病歴も書きました。つらい記録かもしれませんが、これまで母が乗り越えてきた闘いの証でもあるからです。

そして写真にはこだわりました。懐かしの写真はそれだけで昔の記憶を鮮明に呼び起こしてくれるはず。実家のあちこちにある母や家族の写真を集めて、かたっぱしからスマートフォンのカメラで接写しました。母だけでなく、家族が見ても懐かしく思えるように。

妹と弟にも母への思いを寄稿してもらいました。普段面と向かっては言えなくても、これをいい機会に、2人は正直な感謝の思いをつづってくれました。

取材は丸2日、執筆約2週間。総文字数2万4千字。集めた写真は約100枚。「朝日LIFESTORY」を使っての編集は簡単でした。ワードで作った文章をシステムにコピー&ペーストすれば、勝手に本のようなレイアウトに整えてくれました。朝日自分史はオールカラーなので、豊富なテンプレートを使って、写真をたくさん散りばめた作りにしました。

次の連休、母に見せに実家に帰るのが楽しみです!